「モバイルバッテリー本体を充電しながら、同時にスマホも充電していいの?」と気になったことはありませんか?
結論からいうと、パススルー充電に対応したモバイルバッテリーなら、本体を充電しながらスマホなどへ給電できる製品があります。ただし、すべてのモバイルバッテリーが対応しているわけではありません。
また、充電と給電を同時に行うことで発熱しやすくなる場合もあるため、対応状況や使い方を確認することが大切です。
この記事では、モバイルバッテリーを充電しながらスマホを充電する「パススルー充電」について、仕組みや注意点、確認しておきたいポイントをわかりやすく解説します。
パススルー充電とは?
パススルー充電とは、モバイルバッテリーを充電しながら、接続したスマートフォンなどにも給電できる機能です。
たとえばホテルのコンセントにモバイルバッテリーを接続し、そのモバイルバッテリーからスマートフォンへ充電するような使い方です。
通常なら、
- まずモバイルバッテリーを充電する
- そのあとスマートフォンを充電する
という2段階になります。
パススルー充電に対応していれば、モバイルバッテリーとスマートフォンをまとめて充電できるため、コンセントが少ない場所などでは便利です。
すべてのモバイルバッテリーで使えるわけではない
ここで注意したいのが、モバイルバッテリーなら何でも充電しながら給電できるわけではないという点です。
製品によってはパススルー充電に対応していなかったり、充電中は出力が制限されたりすることがあります。
そのため、使う前にメーカーの商品ページや取扱説明書で、
- パススルー充電対応
- 充電しながら給電可能
- 同時充電対応
などの記載があるか確認しておきましょう。
「つないでみたら充電できたから大丈夫」と判断するのではなく、メーカーが想定している使い方かどうかを確認することが大切です。
パススルー充電はなぜ熱くなりやすい?
パススルー充電では、モバイルバッテリーへの充電と、スマートフォンへの給電が同時に行われます。
そのため通常の充電よりも内部で電力のやり取りが増え、本体が熱を持ちやすくなることがあります。
特に、
- 高出力で充電している
- スマートフォンを操作しながら充電している
- ケースやバッグの中など熱がこもりやすい場所で使っている
- 周囲の温度が高い
といった条件が重なると、より熱を持ちやすくなります。
ほんのり温かくなる程度であれば珍しくありませんが、触れないほど熱い、異臭がする、膨らんでいるなどの異常がある場合は、使用を中止しましょう。
パススルー充電でバッテリーは劣化しやすくなる?
バッテリーは高温の状態が続くと負担がかかりやすくなります。
パススルー充電そのものが必ずバッテリーを傷めるというわけではありませんが、充電と給電を同時に行うことで発熱が増えれば、結果としてバッテリーへの負担も大きくなる可能性があります。
そのため、パススルー充電対応製品でも、毎日の充電方法として常用するというより、必要なときに使える便利な機能として考えておくとよいでしょう。
パススルー充電を使うときの5つの注意点
① 対応製品か確認する
最も大切なのは、使用するモバイルバッテリーがパススルー充電に対応しているか確認することです。
商品ページや取扱説明書を確認し、対応が明記されていない場合は無理に使わないほうが安心です。
② 熱がこもる場所で使わない
布団の上やバッグの中など、熱が逃げにくい場所での充電は避けましょう。
机の上など、周囲に物を置きすぎず放熱しやすい場所で使うほうが安心です。
③ 異常な発熱を感じたら使用をやめる
充電中に多少温かくなることはありますが、明らかに高温になっている場合は使用を中止してください。
異臭・変形・膨張などが見られる場合も、そのまま使い続けないようにしましょう。
④ 充電器やケーブルも適切なものを使う
モバイルバッテリーだけでなく、接続するUSB-C充電器やケーブルも重要です。
必要な出力に対応していない充電器やケーブルを使うと、充電速度が遅くなったり、思ったように同時充電できなかったりすることがあります。
モバイルバッテリーに必要な出力については、こちらの記事で整理しています。
▶︎ モバイルバッテリーの出力は何W必要?|20W・30W・45Wの違いと選び方
⑤ 常用する必要がなければ通常充電を使う
パススルー充電は便利ですが、毎回使う必要はありません。
普段はモバイルバッテリーとスマートフォンをそれぞれ充電し、コンセントが少ない場面など必要なときだけパススルー充電を使うと、使い方もシンプルになります。
パススルー充電が便利な場面
パススルー充電が特に便利なのは、充電できる場所やコンセントの数が限られているときです。
- ホテルのコンセントが少ないとき
- 旅行や出張で充電器を増やしたくないとき
- 夜のうちにスマートフォンとモバイルバッテリーをまとめて充電したいとき
- デスク周りの充電をできるだけシンプルにしたいとき
特に旅行では、充電器・ケーブル・モバイルバッテリーの数を増やしすぎないことも大切です。
パススルー充電対応モデルを選ぶときのポイント
パススルー充電を使いたい場合でも、この機能だけでモバイルバッテリーを選ぶ必要はありません。
まずは普段の使い方に必要な、
- 容量
- 出力W数
- 重さ
- ポート数
- 持ち歩きやすさ
を確認し、そのうえで「パススルー充電にも対応しているか」を見ると選びやすくなります。
毎日の持ち歩きなら10000mAh、旅行や出張で容量に余裕が欲しいなら20000mAhなど、まず用途から必要な容量を絞るのがおすすめです。
▶︎ モバイルバッテリーは何回充電できる?|10000mAhは何回?20000mAhの目安も解説
パススルー充電がなくても困らない人も多い
パススルー充電は便利な機能ですが、すべての人に必要な機能ではありません。
普段は自宅でモバイルバッテリーを充電し、外出先ではスマートフォンへの給電だけに使うのであれば、パススルー充電を使う場面はそれほど多くないでしょう。
モバイルバッテリーは機能を増やしすぎるより、自分が実際に使う場面に必要なものを選ぶほうが迷いにくくなります。
まとめ|パススルー充電は必要なときに使うと便利
モバイルバッテリーを充電しながらスマートフォンへ給電したい場合は、パススルー充電対応モデルを選ぶ必要があります。
- パススルー充電は充電と給電を同時に行える機能
- すべてのモバイルバッテリーが対応しているわけではない
- 使う前にメーカーの仕様を確認する
- 通常より発熱しやすいため熱がこもる場所を避ける
- 異常な発熱・膨張・異臭があれば使用を中止する
- 毎日の常用より必要な場面で使うと便利
旅行や出張などでは便利ですが、「対応しているからいつも使う」のではなく、必要な場面だけ上手に使うくらいがちょうどいいでしょう。
これからモバイルバッテリーを選ぶ方は、容量や出力とのバランスも合わせて確認してみてください。
▶︎ 10000mAhモバイルバッテリーおすすめ5選|毎日持ち歩くなら
▶︎ 20000mAhモバイルバッテリーおすすめ5選|旅行・出張向け
パススルー充電への対応だけでなく、容量・出力・重さ・安全性まで含めて選ぶと、自分の使い方に合ったモバイルバッテリーを見つけやすくなります。
▶︎ モバイルバッテリーの選び方|容量・出力・重さ・安全性で失敗しない基準
モバイルバッテリーは使い方や保管環境によっても劣化の進み方が変わります。発熱や容量低下などが気になってきたら、寿命や買い替えのサインも確認しておきましょう。
▶︎ モバイルバッテリーの寿命は何年?|買い替えの目安と長持ちさせるコツ
長く使っていて発熱や劣化が気になるモバイルバッテリーは、状態によっては買い替えを検討するタイミングです。使わなくなった製品の回収方法や、膨張している場合の注意点はこちらで確認できます。
▶︎ モバイルバッテリーの捨て方は?|回収場所・処分方法と膨張した場合の注意点


コメント