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「モバイルバッテリーを充電しながら、スマホも充電したい」「旅行先でコンセントが1つしかないとき、まとめて充電できる製品が欲しい」と思ったことはありませんか?
そんなときに便利なのが、パススルー充電に対応したモバイルバッテリーです。
ただし、パススルー対応と書かれていても、すべての製品が同じ動きをするわけではありません。スマホと本体を並行して充電するものもあれば、スマホへの給電を優先し、その充電が完了してから本体の充電を進めるものもあります。
結論からいうと、選ぶときに大切なのは「パススルー対応」という表示だけでなく、充電の優先順位・接続方法・出力制限まで確認することです。
この記事では、メーカー公表情報でパススルー対応を確認できたモバイルバッテリー5製品を比較します。充電方式の違いや、用途に合った選び方を整理しました。
パススルー対応モバイルバッテリーおすすめ5選|比較表
| 商品・型番 | 容量 | 通常時の最大出力 | 重量 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Anker Zolo A110D | 10,000mAh | 22.5W(対応機器に制限あり) | 約229g | USB-Cケーブル内蔵 |
| エレコム EC-C51LBK | 10,000mAh | AC時35W/電池時30W | 約260g | AC充電器一体型・スマホ優先 |
| RORRY CharmGo D4 | 10,000mAh | 45W | 約215g | 内蔵ケーブル・Apple Watch充電 |
| MOTTERU MEC-MBSS10003 | 10,000mAh | 20W | 約185g | 準固体電池・USB-Cケーブル一体型 |
| エレコム EC-C66LMN | 10,000mAh | 30W | 約185g | コンパクト・スマホ優先の順次充電 |
※表の最大出力は、メーカーが公表している通常時の最大値です。パススルー充電中に同じW数で出力できることを保証するものではありません。複数機器を同時に充電するときも、出力制限が変わる場合があります。
パススルー対応モバイルバッテリーを選ぶ4つのポイント
1.スマホと本体の充電方式を確認する
パススルー充電とは、モバイルバッテリーに外部電源を接続した状態で、スマートフォンなどにも給電できる機能です。
ただし、パススルー対応=スマホと本体の電池残量が必ず同時に増えるという意味ではありません。
- 並行充電型:スマホへの給電と本体の充電を並行して行う方式
- 優先・順次充電型:スマホへの給電を優先し、その完了後などに本体の充電を進める方式
製品によって充電の制御方法が異なるため、メーカーの説明を確認することが大切です。
パススルーの基本的な仕組みや注意点は、こちらの記事で解説しています。
▶︎ モバイルバッテリーを充電しながらスマホも充電できる?|パススルー充電の注意点
2.最大出力だけで判断しない
モバイルバッテリーに表示されている20W・30W・45Wなどの数値は、一般的に指定された条件での最大出力を表しています。
しかし、パススルー中の出力は、外部電源から入力される電力、接続機器の消費電力、バッテリー側の制御などによって制限される場合があります。
また、複数ポートを使用すると、単独使用時より最大出力が低下する製品もあります。
特にノートパソコンを充電したい場合は、通常時の最大出力だけでなく、実際に使用する接続方法で必要な電力を供給できるか確認しましょう。
3.ケーブルやAC充電器が一体型か確認する
USB-Cケーブルが一体化された製品なら、外出先でケーブルを忘れる心配を減らせます。
さらに、ACプラグまで一体化された製品なら、コンセントから直接給電する使い方も可能です。
ホテルや出張先で荷物を減らしたい場合には、充電器・ケーブル・モバイルバッテリーのうち、どこまで一体化されているかを比較すると選びやすくなります。
4.発熱と安全上の注意を確認する
パススルー充電では、本体の充電と接続機器への給電が関係するため、使用条件によっては通常時より発熱が大きくなる場合があります。
メーカーが認める使用方法を守り、布団や衣類に覆われた状態、高温の車内など、熱がこもりやすい場所での使用は避けましょう。
充電中に異常な発熱、膨張、変形、異臭などが見られる場合は、ただちに使用を中止してください。
おすすめ5製品|使い方に合わせて比較
おすすめ1|Anker Zolo A110D|普段使いしやすいケーブル内蔵型
Anker Zolo Power Bank A110Dは、10,000mAhの容量とUSB-Cケーブルを一体化したモバイルバッテリーです。
- 容量:10,000mAh
- 最大出力:22.5W(対応機器に制限あり)
- 重量:約229g
- USB-Cケーブル一体型
- パススルー充電対応
ケーブルを別に持ち歩かなくても充電できるため、通勤や日常の外出時に使いやすい構成です。
ただし、22.5W出力には対応機器の条件があり、一般的なUSB-C機器では最大20Wとなる場合があります。また、複数ポート使用時の合計最大出力は15Wです。
向いている人:普段使いを中心に、ケーブル内蔵型でパススルー対応の製品を探している人。
おすすめ2|エレコム EC-C51LBK|コンセント一体型でまとめて充電
エレコム EC-C51LBKは、AC充電器・モバイルバッテリー・USB-Cケーブルを一体化した製品です。
コンセントに直接挿すことでAC充電器として使用でき、外出先ではモバイルバッテリーとしても利用できます。
- 容量:10,000mAh
- AC充電器として使用時:単独最大35W
- モバイルバッテリーとして使用時:単独最大30W
- 重量:約260g
- ACプラグ・USB-Cケーブル一体型
- パススルー充電対応
コンセント接続時にスマートフォンなどへの給電を優先する方式を採用しています。
入力電力に余裕がある場合には本体側の充電も行われますが、接続する機器や電力条件によって充電の進み方が変わります。
また、USB-CケーブルとUSB-Cポートを同時使用する場合、合計最大出力はAC使用時18W、バッテリー使用時20Wです。単独最大35Wや30Wとは区別しましょう。
向いている人:旅行や出張で、AC充電器とモバイルバッテリーを1台にまとめたい人。
おすすめ3|RORRY CharmGo D4|Apple Watchも充電したい人向け
RORRY CharmGo D4は、10,000mAhの容量に加え、USB-Cケーブル・Lightningケーブル・Apple Watch向け磁気充電機能を備えたモバイルバッテリーです。
- 容量:10,000mAh
- 単ポート最大出力:45W
- 複数機器使用時の合計最大出力:15W
- 重量:約215g
- USB-C・Lightningケーブル内蔵
- Apple Watch向け磁気充電機能搭載
スマートフォンだけでなく、Apple Watchも持ち歩いている人にとって、充電用アクセサリーをまとめやすいことが特徴です。
一方、45Wは単ポート使用時の最大値であり、複数機器の同時充電やパススルー充電中に45Wで給電できるという意味ではありません。
向いている人:iPhoneやApple Watchなど、複数のApple製品を持ち歩き、充電アクセサリーを減らしたい人。

おすすめ4|MOTTERU MEC-MBSS10003|コンパクトな準固体電池モデル
MOTTERU MEC-MBSS10003は、準固体電池を採用した10,000mAhのモバイルバッテリーです。
- 容量:10,000mAh
- 最大出力:20W
- 重量:約185g
- USB-Cケーブル一体型
- 準固体電池採用
- パススルー充電対応
本体に内蔵されたUSB-Cケーブルはストラップとしても使える構造で、ケーブルを別に用意する手間を減らせます。
メーカーは準固体電池の耐熱性や長寿命設計を特徴として案内していますが、準固体電池だから発火や故障が絶対に起きないという意味ではありません。
2つのUSB-C出力を同時使用する場合、合計最大出力は15Wです。また、パススルー中の詳細な出力条件は別途確認が必要です。
向いている人:持ち運びやすさと、電池の方式・充電機能の両方を重視したい人。
おすすめ5|エレコム EC-C66LMN|スマホ優先の順次充電方式
エレコム EC-C66LMNは、10,000mAhの容量と最大30WのUSB-C出力を備えたコンパクトなモバイルバッテリーです。
本体重量は約185g。USB-CポートとUSB-Aポートを各1つ搭載しています。
- 容量:10,000mAh
- USB-C単独最大出力:30W
- 重量:約185g
- USB-C×1・USB-A×1
- パススルー充電対応
- スマホ優先の順次充電方式
外部電源に接続した状態でスマートフォンと本体を接続すると、先にスマートフォンへ給電し、スマートフォンの充電が完了したあとに本体を充電する方式が採用されています。
そのため、スマートフォンとバッテリー本体の残量を並行して増やしたい人は、この充電順序に注意が必要です。
また、2ポート同時出力の合計最大値は15Wで、USB-C単独使用時の30Wとは異なります。
向いている人:軽さとコンパクトさを重視し、スマートフォン優先の充電方式でも問題ない人。
どれを選ぶ?用途別のおすすめ
| 重視すること | 候補 | 選ぶ理由 |
|---|---|---|
| 普段使いしやすいケーブル内蔵型 | Anker Zolo A110D | USB-Cケーブル一体型 |
| 旅行や出張で充電器もまとめたい | エレコム EC-C51LBK | AC充電器一体型 |
| Apple Watchも充電したい | RORRY CharmGo D4 | 時計向け磁気充電機能搭載 |
| 準固体電池・携帯性を重視 | MOTTERU MEC-MBSS10003 | 約185g・ケーブル一体型 |
| コンパクトでスマホ優先充電でもよい | エレコム EC-C66LMN | 約185g・充電順序が明確 |
今回の5製品は、いずれも10,000mAhクラスです。容量を揃えて比較しているため、充電方式や持ち運びやすさの違いを判断しやすくなっています。
容量以外にも出力・重さ・安全性を含めて判断したい場合は、こちらの記事も参考になります。
▶︎ モバイルバッテリーの選び方|容量・出力・重さ・安全性で失敗しない基準
パススルー充電を使うときの注意点
充電器の入力電力にも余裕を持たせる
パススルー充電では、モバイルバッテリーに接続するAC充電器などの入力電力も重要です。
スマートフォンへの給電を優先する製品では、入力電力が不足すると本体の充電が遅くなったり、本体がすぐには充電されなかったりする場合があります。
メーカーが指定する入力条件を確認し、必要な電力に対応した充電器を使用しましょう。
複数機器への給電とパススルーを混同しない
「2台同時充電」「4台同時充電」といった表記は、モバイルバッテリーから複数機器へ出力できることを表している場合があります。
これは、モバイルバッテリー本体に充電しながら接続機器へ給電するパススルー充電とは別の機能です。
購入時には、入力・出力・パススルーそれぞれの対応条件を確認してください。
就寝中など、長時間の充電はメーカーの注意事項を守る
ホテルなどでスマートフォンとモバイルバッテリーをまとめて充電すると便利ですが、長時間充電を続ける場合もメーカーの使用条件を守ることが大切です。
特に、熱がこもる環境や、異常が生じても気づきにくい場所での充電は避けましょう。充電完了後の取り扱いについても、取扱説明書を確認してください。
よくある質問(FAQ)
Q1.パススルー対応なら、本体とスマホを必ず同時に充電できますか?
必ずしもそうではありません。スマホと本体の充電を並行して進めるものもあれば、スマホを優先し、完了後に本体の充電を進めるものもあります。製品ごとの優先順位を確認してください。
Q2.パススルー中も最大45Wや30Wで充電できますか?
保証されるわけではありません。公称最大出力は通常時の特定条件での数値です。パススルー中の出力は、入力電力や製品の制御条件によって制限されることがあります。
Q3.パススルー充電はバッテリーの寿命を縮めますか?
製品の回路設計や使用環境によって影響は異なります。一部の製品はバッテリーを介さず接続機器へ直接給電する方式を採用していますが、すべての製品が同じ構造ではありません。発熱や充電条件に注意し、メーカーが認めた方法で使用することが大切です。
Q4.10,000mAhあればスマホを何回充電できますか?
スマートフォンの電池容量や充電効率、使用中の消費電力によって変わります。モバイルバッテリーの10,000mAhという容量が、そのまますべてスマートフォン側へ供給されるわけではありません。
充電回数や容量の考え方は、こちらの記事で詳しく整理しています。
▶︎ モバイルバッテリーの電圧は何V?|3.7V・5V・9VとW・Whの違いを解説
まとめ|パススルー対応は充電方式まで確認して選ぼう
パススルー充電対応のモバイルバッテリーは、スマートフォンと本体を1つの電源で充電したい場面で便利です。
今回紹介した5製品は、それぞれ次のような特徴があります。
- Anker Zolo A110D:ケーブル内蔵で普段使いしやすい
- エレコム EC-C51LBK:AC充電器一体型で旅行や出張に便利
- RORRY CharmGo D4:Apple Watchなど複数機器の充電に対応
- MOTTERU MEC-MBSS10003:準固体電池と携帯性が特徴
- エレコム EC-C66LMN:スマホ優先の順次充電方式でコンパクト
選ぶときは、最大出力の大きさだけではなく、パススルー時の充電順序・接続方法・出力制限を確認しましょう。
使い方に合った製品を選べば、日常の充電だけでなく、旅行や出張先での充電環境も整理しやすくなります。



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